これからの「新しい子育て生活の準備」をはじめましょう
こどもとの生活を考えた住まいの準備
離活に際しては、これから自活する準備が大切です。住む場所は、こどもの学校から近い所にするのかが望ましいでしょう。
住む場所を近くに構えることができない場合、親族に相談したり、こどもに転校についての理解も得られるよう話し合っておきましょう。
親権が確定するまではこどもと離れないようにしましょう。別居をする場合、勝手にこどもを連れ出すと、
親権が認められなくなることもありますので、別居を検討するときは専門家に相談しましょう。
子育てと両立した仕事の準備
これからの自立した生活のために就業が必要な場合、子育ての両立が可能かを考えましょう。両立しにくい場合は、 就職活動の際、こどもの成長に合わせて就業形態を変えられるようパートから正社員にステップアップできる企業を中心に探すことをお薦めします。 また、幼稚園でこどもを預かってくれる時間や学童保育のサービスがあるかを調査しておきましょう。
わたしの経験談
わたしの場合、別居に踏み切り、子どもの幼稚園に通える地域でアパートを借りました。その後、子育てに支障のないよう時間を短くしてパートで仕事を始め 市の制度や養育費で生活費を捻出していました。そして、こどもが小学校に入り、手が離れ始めた頃に正社員に転向し、自分のキャリアと子育てを両立することができました。
こどもの成長に合わせた生活費を確認しましょう。
こどもの成長のためのイベントを確認
これから自分が生活していく上でいくら必要なのかを計算する際、子の入学や就職、結婚など、子育てにおいて必要なイベントを十分に考えておきましょう。 こどもを高校まで進級させるか、大学まで進級させるなら私立・公立で費用がどのくらいかかるのか、こどもの成長を想定してシミュレーションすることが大切です。
養育費の相場を確認
養育費の相場は、夫婦の年齢や年収・こどもの人数などで相場が決まっています。裁判所のホームページに掲載されていますので、
生活費のシミュレーションにおいて参考にご利用下さい。
→裁判所の養育費の相場http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/tetuzuki/youikuhi_santei_hyou/
また、各市区町村では、子どもを養育する方へのサポートを行っておりますので、今後生活する場所の市区町村でお調べ下さい。
わたしの経験談
わたしの場合、書籍で、生活する上で必要な金額と貯蓄を見比べ、子育てしながらでも当面の生活は困らないだろうと考えて、離婚の話をはじめました。 しかし、親権で揉めて離婚調停になり、子育てしながら自立した生活は無理だろうと相手から指摘され、対応に苦慮しました。準備は念入りにしておけば、 苦慮することもなく、親権もスムーズに進んだのだろうと後悔しました。
いざ話し合い
親権の確保のために知識を得ましょう!
話合いで対立しやすいのが、こどもの親権と養育費です。親権を確保できるよう法律上必要な条件を確認しましょう。
書籍で調べることもできますが、ご不安な場合、早めに専門家に相談することをお薦めします。
こどもの苗字は旧姓か現在の姓か!?
親権を得たとしても、こどもの戸籍と名字は婚姻時と変わりません。今の姓を名乗り続けるのか、戸籍を変更する手続きをとり、旧姓に戻るのか決める必要がございます。 旧姓に戻す場合、こどもにとって姓が変わることはインパクトのあることですので、こどもしっかりと説明する必要があります。
わたしの経験談
わたしの場合、長期の調停での話し合いを経て、自分が親権を得ることができました。親権を得るために必死に法律を勉強し、 証拠をかき集め、疲労感が大きかったことを記憶しています。幸い、こどもは小さかったので、 こどもに姓のことはなにも説明しませんでしたが、後に大きくなって聞かれることがあり、改めて説明しました。