なぜ証拠集めが必要なのか?
離婚を有利に進める
離婚の話し合いは、対立した男女が感情を抱いて臨むため、お互いがすべてを納得した条件になるとは限りません。
お互いの言い分が食い違ったときには証拠があれば、主導権を握って自分の主張を強く押し通すことができます。
また、仮に裁判になった場合、証拠の有無が判決を大きく左右します。証拠があれば、自分有利に進められますが、
証拠がなければ、自分の主張する事実はなかったものと判断されるおそれもあります。証拠は、離婚を円滑に進めるためにも必要不可欠なのです。
相手が認めた内容を守らせる
普段、夫自身が肯定していた内容も、いざ離婚の話になると親族と一緒に否定してきたというように、
最初は相手が認めているから大丈夫と思っていたことも後から相手が翻すことは往々にして起こりうることです。
そのような場合でも最初に証拠を残しておけば、相手も翻しにくくなります。
離婚を早急に進めるためにも、普段から相手の言動の記録をとっておくことが重要です。
証拠集めが必要な3つのポイント
Point1 離婚の原因に関するもの
離婚を意識しだしたら、まず証拠集めのチャンスを逃さないことが重要です。何かあったら、その場で証拠にする習慣をつけましょう。
例えば、夫と他人との間の不審なメールの文章を見つけてしまったときはその場で写真をとったり、
夫にケガをさせられたときには幹部の写真をとって病院で診断書をもらったりしましょう。
夫婦で話し合いになったときには録音することをお薦めします。夫が自分の発言を翻すことはできなくなり、円滑に進められます。
また、後に夫の発言の矛盾点を発見して自分に有利になることもあります。
普段の生活に証拠集めは無縁なものですが、離婚を意識したら、まずは証拠集めをする習慣をつけましょう。
Point2 財産に関するもの
給与明細、預金通帳、家の権利証、保険証券など財産に関するものをすべて押さえておきましょう。名義は関係ありません。 財産分与、慰謝料、養育費を決める上で財産の情報は必要不可欠ですので、これらをコピーして、一覧表にして整理しておきましょう。 また、家計簿や住宅ローン、領収書、妻から夫への借用書メモなど、一見不要かと思われるものでも、お金に関するものはすべて同じようにコピーして残しておきましょう。 ちょっとしたものでも離婚の条件を大きく左右することは多々ありますので、わからないものは保存しておきましょう。
Point3 日常生活に関するもの
離婚原因に関するもの、財産に関するものは誰でも必ず証拠を収集すべきことですが、それ以外にも、子供に対する普段の態度、
家族の生活スタイルがどうだったかなど、ケースバイケースで必要な証拠も多々あります。普段生活していて気になることはすべて記録する習慣をつけましょう。
とは言っても何が証拠として必要かはわからなくなるかと思います。そこでお薦めなのが日記をつけることです。
日記は、裁判になったときでも有力な証拠ともなりますし、不安定な気持ちの整理にもなります。メモ書きでもよいので、コツコツ書き続けるように習慣づけましょう。
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